京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
前回は何気なく貼ってしまっている湿布が、
実は身体の治ろうとするはたらきを邪魔してしまっているという話をしました。
(前回の記事はこちらから)
炎症が起こっているときは、湿布よりもアーシングの方が良い
と書いたところで前回は終わっていたかと思います。
なぜアーシングが効果的なのか。
まずその前にスポーツ現場などで行われている
アイシングについて見ていきたいと思います。
(アーシングとアイシング似てますねー💦)
アイシングは主に、怪我をしたとき
炎症そのものを抑えたり、炎症が周りの組織に波及するのを抑える目的で行われます。
冷やすことで患部の血流量を少なくし、
炎症が起こらないようにしようとするのがひとつ。
もうひとつが、冷やすことで、
周りのまだ生きている細胞の必要とする酸素量を少なくすることができるため、
炎症が広がって周りの細胞まで死んでしまうのを防ぐ
という効果が言われています。
アイシングの問題点はやはり、
血流を少なくするというところです。
血流が少なくなると、前回見たように、
要らないものを流したり、修復するのに必要な物質が
患部に届きにくくなります。
また、周りの細胞が必要な酸素量が減ったとしても、
血流自体が減っているので、周りの細胞に行く酸素量自体も減ってしまっている
ということも考えなくてはなりません。
そしてなぜアーシングがここで出てくるのか
という理由なんですが、
周りの細胞が死んでしまう要因として、
フリーラジカルというものも考えなくてはなりません。
フリーラジカルと言うのは、
ペアを失ったマイナス電子のことです。
2つでペアとして存在していると安定しており、人体に害はないのですが、
炎症が起こることで、ペアを失ってしまい、
安定しようとして、近くの細胞からマイナス電子を奪いとってしまうと言われています。
奪われてしまった細胞はまた近くの細胞からマイナス電子を奪う
という連鎖が起こることになり、
それが炎症を広めてしまうことになります。
そこでアーシングをすることで、
大地からマイナス電子を受け取ることで、フリーラジカルを中和して
周りの細胞が死んでしまうのを防ぐことができます。
アーシングを取り入れると、
湿布やアイシングでするように、炎症反応を邪魔することなく、
さらに周りに炎症を広める心配もないというわけです。
野球のピッチャーが自分の役目を終えた後で、肩や肘を
氷で冷やしている姿を一度は見たことがあると思います。
仮に炎症は広がらなかったとしても、
修復する要素は肩、肘に届いているのでしょうか?
ツールドフランスは21日間続く過酷な自転車のレースです。
その中で、少しでも疲労を和らげ、怪我の回復を早める目的で、
アーシングが取り入れられています。
アーシングは裸足で大地に立つ、ただそれだけです。
(アスファルトでは効果が得られません。)
とてもシンプルな方法です。
湿布を貼っていいのか、冷やすのがいいのか、温めたほうがいいのか…
それで悩まず、アーシングをしましょう!!
アーシングピラティス開催情報
2017.7.30(日)
AM7:30~AM8:30
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